パーソナルトレーナーでもある私が、数か月に渡り担当して来たお客様がいます。
私自身がこのお客様(以下、T子さん)と話をしているうちに
明るい人柄やスポーツへの意欲に惹かれ「一緒にトレーニングをしたい」と思い
筋トレのアドバイスをしたのがきっかけでした。
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自分の傲慢さに気付いた瞬間
今回の退職にあたり、その方には誰よりも早く挨拶をしようと考えたものの
ベストなタイミングがわからず、同じ職場の先輩(S美さん)に相談をしました。
「退職する2週間前くらいで良いような気はするなぁ。
それにねじ子ちゃんが辞めたからって、パーソナルを受けなくなるとは限らないし
他の人でも普通に続けるかも知れないよね」
と、返されてハッとしました。
私は自分がレッスンをする事に対して何度も「自信が無い」と言って来たのに
T子さんとのパーソナルトレーニングの時間があまりにも楽しくて
それがいつの間にか私だけの特権のように捉えてしまっていたのです。
自分の傲慢さに気が付き、恥ずかしくなりました。
ひとまず、T子さんに退職の話をするのは1週間だけ先延ばしにしましたが
上司からは、もっと早く伝えるべきと注意を受け、すぐに報告をする事にしました。

代わりはいくらでもいる現実
私がどんなに勉強してレッスンをしても、他のスタッフとは比べ物になりません。
素人トレーナーの引き際でもお話した通り、その差は嫌というくらい痛感して来ました。
そんな私が辞めたところで、代わりはいくらでもいますし
むしろ担当を変えた方がクオリティが上がるのも現実です。
それでも、礼儀として退職の話を早く伝えるに越したことが無いのはわかっていても
私の中でT子さんに伝えるべき事とそうでない事の整理が出来ていなかったのです。

考えの全てを話した結果
退職まで1か月を切ったある日、T子さんからお叱りを受ける覚悟で話をしました。
相手はお客様なので会社の愚痴は言えませんが、
嘘や適当な事は言いたくなかったので、雇われる立場への疑問や起業への意欲を話すと
「具体的に何をしたいの?」と聞いてくれたので、私がしたい事を全てお話しました。
T子さんは、私が起業して店舗を持てたら会いに来る約束をしてくれて
「私が理想のスタイルになるのと、お店が出来るのと、どっちが早いか競争よ!」
と言って笑ってくれました。

教えてくれる人には聞きやすい
私の傲慢さに気付かせてくれたS美さんは貴重な良い先輩です。
退職の報告をした時にも
「辞めるから良いやと思わないで、間違っていたら何でも教えて欲しいんです」と
お願いをした所、本当にきちんと間違いを指摘して教えてくれるので
こちらからも相談がしやすく、本当に助かっています。
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私がもう少しまともな状態であれば、コラボレッスンを持ち掛けたいところですが
今は気分の浮き沈みの激しさを表に出さないようにするだけで精一杯なので
あまり余計なことはせず、無難に退職日を迎えようと思います。

最後の課題
さて、あと1つだけ悩みがあります。それは私のレッスンの引継ぎについてです。
私の腹筋のグループレッスンは開始からしばらく不評で、どんどん参加者が減りました。
それがいつの間にか「キツ過ぎなくて良い」と、人が集まり出したのです。
これは私の成果ではなく、口コミを広げてくれた会員さんや
参加を勧めてくれたスタッフのおかげだと思っています。
私は以前から話しているように、単に自分がトレーニングで人を追い込むのが苦手なので
「無理はしないでください」「辛い人は~してください」と指示を出していただけです。
それでも、数名の会員さんから
「辞めちゃうのは仕方ないけど、キツくないレッスンを残して」とお願いされました。
これを他のスタッフに伝えるべきなのか悩んでいるのです。
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自分の都合で辞める人間が、その後のレッスンに口を出すなんて偉そうじゃないですか?
でも、参加してくれていた会員さんの意志を伝えるのが私の役目なのかも知れません。
まさに、傲慢なのか?責任感なのか?
もう少しだけよく考えたいと思います。それではまた。